空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

【ニュージーランド語学留学④】少年に戻れる時間

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午後3時放課後。5時まで学校があいているのでみんなでカードゲームをしたり、明日の宿題をしたり。私はJoeとNatageとで近所のBarによく飲みにいった。皆ステイファミリーがいて晩御飯までには家に帰るので6時くらいまでの数時間を楽しく飲む。それぞれ互いの国のことを話すのだ。Joeは学生の頃2年間軍役に就いたらしい、国民の義務だからねと平然と言う。日本では考えられないことだ。Joeに韓国語を教そわったおかげでまじめなHyejinに「あなたはとてもキレイですね」と冗談くらいは言えるようになった。Natageはニューカレドニアでは海とともに生活していることを教えてくれた。彼女は酔っ払って今の時間を楽しむように「Oh my goodness!」とよく言ってたっけ。

英語圏以外を自国とする人同士が英語で分かり合う。そのことは、英語をもっと聞けるようになりたい、もっと英語で自分を表現できるようになりたい、と思ってしまう理由には十分だった。

私は2週間後、日本での日常に戻るのに対し、彼らは今後数ヶ月はNZに滞在する。彼らと再会出来たとき果たして負けないくらいちゃんと英語で会話できるだろうか。とにかく頑張ろう。当然日本に帰ってもだ。

夜、家に帰るとシェパードのIzzyが必ず飛び掛ってきてくれる。大自然の中で温かい家族に囲まれ過ごす彼はとても幸せそうだ。彼の趣味はワカティプ湖で泳ぐことらしい。NZは湿度が高くないせいかすぐに乾くので風邪も引かない。おかげでケモノの臭いもほとんどしない。

晩御飯はDebraの手料理で、大抵羊か牛の大きな肉を焼いたものがありボリューム感たっぷり。あとは野菜炒めに主食のふかし芋。いつもすごく美味しい。同じ感想ばかりじゃ悪いなぁと思いつつも、It tastes very good! か Delicious! くらいしか言えないのがなんとも情けない。

晩御飯を食べるといつもZyと遊ぶ。テレビを見たりゲームをしたりするのだが、テレビではキン肉マンドラゴンボールピカチュウなど、ゲーム機はプレステといった具合に日本発のものがとても多いことに驚かされる。おかげで話は合うからよいのだが。よくやったのは、部屋での取っ組み合いやサッカー。どちらも当然よくDebraに怒られるが、私とZyはDebraの顔色を伺いながらでもやる。ZyがDebraを指差して私に口パクで物事を訴えてくるのがとてもかわいい。Zyが寝る21時くらいまではとことん遊ぶ。おかげでとても疲れるのだがすごく楽しくて毎日遊んでしまう。

子供は相手が大人だろうが本気で遊んでくれるから大人も本気で遊ぶことが出来る。だから子供と遊ぶのは楽しくいのだろう。そして大人の我々を少年時代に再び戻ったような気にさせてくれるのだろう。

その後寝るまでの数時間は、学校の宿題をやったり、Debraと話したり、テレビを見たり、新聞を読んだり。こんな毎日を2週間過ごした。

学校のみんなは間違いなく私の友達で、Debra,Zy,Izzyは間違いなく私の家族だった。

(以下に続く)

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