【スリランカ植林②】森林減少の現実と植林活動の意義
2日目朝、結団式にてオイスカスリランカのメンバーからスリランカの森林減少の現実とそれに対するオイスカの活動状況を教わりました。
減少するスリランカの森林
1800年から2000年の200年間に、スリランカで人口は200万人から2000万人と10倍になったが、逆に森林面積は18%に減少してしまったそうな。これは、人口増加に伴いマキや住宅などの消費木材が増加し森林伐採が進んだことと、植民地時代にコーヒー、紅茶、ゴムなどのプランテーション化を進めるため焼き畑農業を続けてきたこと、が主な原因であるとのこと。焼き畑農業とは森林を燃やした灰を肥料に畑を営むことだが、その灰は2年ほどで肥料としての栄養がなくなるため2、3年ごとに新たな森を焼いて肥えた土地を作ることになる。近年になりようやく政府が規制し始めたため現在はあまり行われなくなってはきたらしい。
オイスカ「子供の森計画」
オイスカの「子供の森計画」は、当初わずか5校とともに500本の苗木を植えるところからスタートするという小規模のものであったが、今では全世界2000校以上とともに30万本以上の苗木を植え、20万本を成長させる規模までに拡大したとのこと。彼らは言う。『植林活動として最も大切なことは、苗木を数多く植えることではない。植えた苗木を現地の人、子供にいかに大切に育てさせ、その重要性を理解してもらうかにある。』と、加藤茶風の顔と日本語でコーンさんは言う。
我々の目的:現地の子供たちに自然を大切にする心を育む
今回我々が来たのは、現地の人、子供と一緒に植林・交流を行う中で、彼らに「木を育て森を大切にすることは自身の生活や心を豊かにする」ということを認識してもらい、一緒に世界の将来を考えるため。いやぁ植林・交流活動が楽しみになってきましたよ。頑張っていきましょう!