空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

【スリランカ植林⑦】を終えて・・・

もう一年以上サボってしまったので会社に提出した感想文で、一旦シメちゃいます・・・   

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訪れる学校全てにおいて、全校生徒総出で迎えてくれる。校門からの小道両側に全校生徒がびっしりと列を作り、皆両手を合わせて「アーユボーワン」と照れた笑顔で挨拶してくれるのだ。我々は子ども達の純真な瞳に包まれる小道を挨拶しつつゆっくりと進むたび、言葉にできない感動を覚える。ここから始まる6日間だった。

ある日は、一緒に植林し仲良くなった子ども達から多くのプレゼントをもらった。手作りの民芸品に添えられるカードには、日本から遥々この地を訪れてくれたことへの感謝と子ども達の地球環境への思いが綴られていた。子ども達はこの日のために、地球環境を学び、日本語を調べ、プレゼントを作り、そして手紙に思いを書く。感動して涙してしまった。そして、忙しさに託けて何の準備も心構えも無く日本を飛び出してきた自分を恥ずかしく思った。少し疲れが見えていた自分に渇を入れ、今日も最後まで頑張るぞ!とムチを打った。

ある日は、植林の帰りに山火事を見た。空しかったがこれが現実なのだ。「スリランカでは植民地時代にコーヒー、紅茶、ゴムなどのプランテーション化が進み、焼き畑農業が行われてきた。そして近年人口増加に伴い、マキや住宅などの消費木材を入手するため森林伐採が進められてきた。そんな歴史を持つスリランカでは今も森林保護に対する意識は低く、森林が減少し続けている」。初日のオリエンテーションで学んだこのことを実際に目のあたりにするとは何とも皮肉なことであろうか。

今回我々が参加したOISCA「子どもの森」計画では、我々日本人が数百本の木を植えることが目的なのではない。この計画の本質は、植林を伴う交流の中で現地の将来を担う子ども達が、木を育てる心、自然を愛する心を育くむきっかけを提供することにある。提供できているかどうかの答えは未来にある。期待したい。

また、この計画に参加する日本人も、自然とのつきあい方、日本人が忘れかけている純真さ、など多くのことを学ぶことができる。そして我々は学んできた。そんな気がする。

スリランカ植林・バックナンバー

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