空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

MBAオリエンテーション:ケースでの発言チャレンジ開始!

本日ドラッカースクールのオリエンテーションが行われ、我々胸躍る(笑)新入生一同は、期待していた学風を体感できる一日を過ごしたのであった。それは、少人数制であるがゆえ、教授・スタッフとの距離、学生相互の距離が非常に近いこと。多様性が創られているがゆえ、互いが刺激し合い、個を尊重できること。そして、ドラッカーマネジメントを継承する教授陣が学生とともに深い考察を進めること、であった。

少しだけ本日のオリエンを紹介すると、、、

学生はフルタイムMBAだけでなく、パートタイムMBAやFE(Financial Engineering)などの学生も一緒に授業を受けるため、オリエンテーションは合同で行われた。正確な数字は分からないが、本日参加していた学生は全部あわせても60人もいなかったかもしれない。半分近くが留学生で、出身は、中国、日本、韓国、台湾、フィリピン、インドなどのアジア系が多く、ヨーロッパが2名、南米はコロンビア1名、アフリカはブルキナファソが1名だった。また半分近くが女性だったのではと思われる。(正確な数字が分かる人がいたら教えてください!)。

午前中は、ホンダのUSオートバイ市場での成功事例を題材に、ドラッカーの後継者と言われるProf. Satheにケース・メソッドのクラスはどうあるべきかを2時間ほど実践してもらった。 正直、クラスでの私の理解度は50%くらいかもしれないが^^;(特にネイティブの学生の発言が全くわからなかった・・・)、クラスの印象としては「クラス共通の仮定と学生のその理解を丁寧に築いた上で、学生に更なる深い考察を求める」という丁寧さと厳しさを感じた。彼は自分でも「嫌わないでね」と言っていたくらい発言者に対して「What」&「Why」を連発していたからだ。

内容的には、ホンダのUSでの戦略を一つ一つ確認していき、成功要因を皆で共有。英国オートバイ業界への提言を幾つか挙げたところで、時間は終了(英国政府からボストンコンサルティングへのオートバイ市場調査要請がケースの主要部分であったため)。この提言で良いのかどうなのかは全く分からない。

ケース・メソッドを今後何度か行ううちに理解できれば良いが、結局のところケースでの結論は重要でないのかもしれない。ある解決すべき問題に対して、どのフレームワークが適用可能で、どのような過程をたどれば理解・解決に至りうるかを理解・蓄積することが重要なのかもしれない。将来直面するさまざまな問題に対処できるようにならないといけないのだから。

さて、、、最初に教授に「他が発言したことは繰り返さないように」と釘をさされたためか、集中して2時間を過ごせた気はするが、私の発言は以下の二つだけ。

  • 創始者の名前が間違っています
    (なんだそりゃ💧。だって教授が「日本人にはケースの間違いがわかるはず」と我々日本人に聞いてきたもので。ケースではホンダソチロウになっていました・・・)
  • ホンダがUSでオートバイを提供した理由は?の問いに「日本で成功したから」と答え、「オートバイを選択した理由は?」の突っ込みに「middle-class consumersにlocal transportationを提供することで新しい市場を創造できると考えたから」と答えた。

が、、教授はいまいち納得がいっていないようで「で、なんで他の製品じゃなくオートバイなんだ?」と突っ込まれGive Up

結局どういう答えが期待されていたのだろう・・・「本田さんはオートバイ好き→好きこそ物の上手なれ?」んなわけないわな・・・💧

午後はクラスの内外でチームビルディングを行った。要はチームワークの重要性、それが機能するには何が必要かをゲームを通して理解するというもの。またこれはクラスの皆と仲良くなる機会も提供してくれた。

と、ここも詳細を書きたいところだが、情けないことに早くも月曜のクラス(English for Organizational BehaviorとFinancial Accounting)の課題に追われており、詳細はまたの機会に譲りたいと思う(あるのかないのかは不明だが・・・)。 ちなみに、ドラッカースクールの先輩が薦める『若き数学者のアメリカ』で表現されている「疎外感」は、ちょうどオリエン後に日本人留学生と話したことと被る。読んでみようかな・・・

さて、最後に、今日印象に残ったキーワード、フレーズを記しておく。

・ケース・メソッド

  • 事象に判断を加える前に、深く理解することを試みること。判断は思考を停止させる

・チームビルディング :

  • 自身を変えることに限界は無い。要は自身の意識次第である
  • 見方を変えだけで、世界も理解も変わる
  • 個が集まれば大きな力となり、大きなチャレンジも乗り越えられる

「自身を変えることに限界は無い」と少し被るのが、私の好きなフレーズ「ある人を特別だと思った時点でその人にはたどり着けない」。マリナーズイチローや、ノーベル賞を受賞した田中耕一さんに対して、すごいことを先にやられて悔しいとは思っても良いけど、決して彼らが特別だとは思ってはいけない。彼らのようになれる、もしくは追い越せる可能性は誰にでもある、ということである。

レベルが違うことかもしれないが、私がとある企業から海外に派遣されたのも決して特別ではなく、うちの従業員は誰でも平等にその権利を持ち、派遣されるチャンスがある。興味がある方は是非手を挙げて欲しいと思う。

さて、月曜の宿題に取り掛かろう。バックグラウンドの無いAccountingを英語で読むとめちゃくちゃ時間がかかるのだが・・・30ページ以上ある(涙)

 

写真は前日の留学生向けオリエンテーションのレセプション(写真捜索中)

 

#その後、Drucker便り(卒業生・在校生MLへ発信)に掲載される機会があり、そのバージョンも載せておきます(9/29/2006)

ご卒業された皆さまにとって、MBAオリエンテーションはどのような思い出でしょうか。簡単ではありますが、今年行われましたオリエンテーションの内容を紹介させて頂きます。

8/26、ドラッカースクールのオリエンテーションが行われ、我々新入生一同は、入学前より期待していた学風を体感できる一日を過ごすことができました。それは、少人数制であるがゆえ、教授・スタッフとの距離、学生相互の距離が非常に近いこと。多様性が創られているがゆえ、互いが刺激し合い、個を尊重できる雰囲気があること。そして、ドラッカーマネジメントを継承する教授陣が学生とともに深い考察を進めること、でありました。入学前は主に言葉や数値で表されていた学風でしたが、実際に同級生や教授陣と会い話をすることで、自分が求めていたものがここにあることを確信でき、とても嬉しく思っています。

参加していた学生は全体でも60人弱で、クラスルーム一つに十分収まりました。皆さんの代はどうだったか分かりませんが、今年は留学生比率、女性比率とも約半分で、full-time MBAの他、part-time MBA、FE(Financial Engineering)の学生も多数います。留学生の国籍は、10人以上いる台湾勢をはじめとするアジア系が多いのですが、その他にもヨーロッパや、南米のコロンビア、アフリカのブルキナファソなどからも来ており、私が求めていた多様性に富んだメンバー構成となりました。彼らと一緒に時を過ごし、意見を交わし、多くを経験したいと強く思います。

午前中は、Sathe教授ご指導の下、ホンダのUSオートバイ市場での成功事例を題材にケース・メソッドを2時間ほど実践しました。教授が最初に「他が発言したことは繰り返さないように」と釘をさしたことや、発言者に対し「What」&「Why」を連発したことから、私はもちろん、学生全てが緊張感を持って集中することができ、あっという間に2時間が過ぎました。私はこのクラスから「クラス共通の仮定と学生のその理解を丁寧に築いた上で、学生に更なる深い考察を求める」という丁寧さと厳しさをこのスクールは持っていると感じ、授業への期待感で一杯になりました。また、幸運にも私はこの60人の大クラスで発言機会を得れたことで、今のクラスでも幾分自信を持って発言出来ているように感じます。

午後は、クラスの内外でチームビルディングを行いました。チームワークの重要性、チームが機能するのに必要なことを、ゲームを通して理解するというものです。ゲーム後、青い空の下で講師がゆっくりと「君たちは仲間だ。個が集まれば大きなチャレンジも乗り越えられる」と語った時に感じた不思議なその時空間は、きっと今後直面するであろう厳しい局面で思い出され、私の助けとなってくれることと思います。またこの時間は、少し硬かったみんなの表情を和らげ、お互い仲良くなる機会を提供してくれるものでした。変な話ですが、ネイティブの同期ともいろいろ話してみると、彼らも我々同様に緊張していたことに気づきました。今更ながら、彼らに変に構える必要も、肩肘張る必要も無いのだなと気づき、更に今後の学生生活が楽しみになってきました。

昔から憧れていた場所にようやく辿り着けました。この日の思いを胸に、2年間このメンバーと共に精一杯学び、そして遊び、多くを吸収したいと思います。さぁ頑張っていきますよ!