空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

アッカ・ネットワークス、ウィルコム、マイクロソフトが「M2Mコンソーシアム」を設立

私が渡米前まで携わっていた日本のモバイルインターネット事業について、今後2年間全く情報も得ず浦島太郎状態で帰るのは避けようと、実はRSSリーダーに以下のブログを登録し読んでいる。そして気になったのがこれ。

「M2Mコンソーシアムを設立、ウィルコムなど」について(リンク切れのため解除)

以下を読んでもらえると分かるのだが、M2M(Machine to Machine)とは、機械と機械が情報通信を行うことにより実現するサービスのことで、いわゆるユビキタスサービスのコアとなる考え方だと私は思っている。

『M2M(Machine to Machine)とは、「機械」と「機械」の通信及び通信を利用したサービスであり、コンピュータやプリンタをはじめ、POS、自動販売機、カメラ、RFID、センサ、空調、照明、エレベータ、ロボット、工作機械、ガスメータ、家電、自動車などあらゆる電子化された機械が対象となります。これらの機械を通信ネットワークでつなぎ、遠隔監視、遠隔制御、データの自動取得・管理・効率利用などを可能とします。 近年、医療・福祉・環境・交通・防災・セキュリティなど幅広い産業分野において、ITの活用による便利で安全な利用環境の構築に向けた取組みが積極化しており、2006年1月には首相官邸IT戦略本部より「いつでも、どこでも、誰でもITの恩恵を実感できる社会の実現」を目指したIT新改革戦略が策定されるなど、豊かでやさしい社会の実現に向けてITとネットワークの重要性が一層高まっています。M2MはこのようなITとネットワークの融合により、各産業の効率化、スピード化、情報共有化、高付加価値化を生み出すテクノロジーとして期待されており、本格的な市場開拓やソリューション開発体制の構築が急がれています。』

ウィルコムプレスリリースより:http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2006/09/06/index.html

(M2MコンソーシアムHPより:http://www.acca.ne.jp/m2mc/what.html

 

現在の情報通信のほとんどが人間の意識を介して実現している(メール、携帯電話、IMなど)のに対し、このM2Mでは人間が意識しないところで情報通信が行われ新たな価値が生み出される。 日本の失われた10年を取り戻すのはこのM2M・ユビキタスサービスを世界に発信することだ!というN総研の本を5年ほど前に読み、私はそれに感化された^^;

そういう意味ではこういうコンソーシアムが新事業領域を牽引していってくれるのは非常に嬉しいこと。是非ともうちの会社も深く組みいってこの領域でのキープレーヤーとしての地位を確保して欲しいし、その可能性は高いと信じている(現在関連会社は参加を表明しているようだが・・・)。日本に帰ったら私は間違いなく取り組ませてもらうつもり。 一つ気になるのは、発起人の一つがマイクロソフトであるということ。これらM2MのOSもあの融通の利かないWindowsベースで進められたりするとたまらないのだが。。