空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

一年前の今日:社費留学 / TOEFLスコアメイク

一年前の今日12/28/2005は、これ以上無いプレッシャーを受け、そしてそのプレッシャーから少し開放された日だったなぁと思い出す。そう、MBA出願直前のTOEFL受験日、そして最終的にはそのスコアがMAXとなった日。 私はTOEFLのスコアメイクにはものすごく苦しんだ。

恥かしいスコアなので正確には書けないが、5月から10月までスコアが全く伸びず、11月に少し上がってやっと順調な人の2、30点下にたどり着いたというレベルであった。このスコアでは本当にどこのビジネススクールにも受からない恐れがあった。自分で会社のMBA派遣制度に手を挙げておいて、「すいません。どこも受かりませんでしたので、来年また」というストーリは許されない企業派遣生にしか分からないであろう、この恐ろしいまでのプレッシャー・・・

12月の一ヶ月間は、藁にもすがる思いでプリンストンレビュージャパンのPowerPracticeコースを受講し、会社は毎週月曜を休んで週休3日体制で死に物狂いでTOEFLを勉強した。そして迎えた一年前の今日。新横浜のTOEFL受験会場のPCで全問題を解き終え、スコアを見るための最終クリックを残すのみとなった。

このクリックは、留学志願者にとってはその一ヶ月の取り組みの答えが出る本当に怖い瞬間なのだ。この5、6ヶ月間一点も上がらなかった私は、毎月このクリック後、どれだけ落胆して新横浜駅に向かったことか・・・

一旦深呼吸をして、覚悟を決めて、クリックした・・・

あ!

嬉しさのあまり、本当に声が出た。目標の250点には届かなかったもののそれに近いスコア。前回から20点ほど上がった・・・これで満足してはいけないスコアなのだが、ものすごいプレッシャーから少し開放された瞬間だった。

その後も、完璧が求められる(と噂されていた)魔のエッセイ仕上げ出願手続きは体力的に大変だったが、スコアだけで計られるTOEFLに比べれば精神的には全然楽だった。産まれて1ヶ月半の娘をひざに乗せ、揺らしながらでもできたのだ。

一年後の今日は、世界的大規模と言われるサンディエゴ動物園に行き、家族とノンビリ過ごした。一年前の今日には想像できなかったプレッシャーとは無縁の世界。せめてこの冬休みが終わるまではこうありたいなぁと思う。