空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

人生の先輩

 LA空港付近にオフィスを構えるとある会社の社長さんとお会いさせてもらった。うちの会社のお偉いさんが昔から付き合いある方で、仕事上のパートナーとしての可能性もあるし、人生の先輩としてもためになるから、私が在米中に一度会っておくとよい、とアドバイスを受け実現したものだった。

昼食も含めて3,4時間は2人で話していただろうか。 ある意味すごい人で見習うべきところは多かった。 彼は、日本のある大企業在籍中に休職し、UCサンタバーバラで工学修士&博士を取得。大企業に戻り2年ほど働くが、カリフォルニアに戻りたくて、友人米国企業とのアライアンス案件をつくり社長に直談判。所属事業部の分室なるものを米国に設立し、一人で数年在籍。会社も知らないうちに「研究所」と名前を変えカリフォルニアにしばらく居座る😱。ある程度成果を出し会社に貢献した後に独立。その後もベンチャーキャピタルオープンソース系の新ビジネスをどんどん実行。失敗も多いが成功もある、そんな人生を歩んできた方だった。

彼の何を見習うべきかというと、大企業に所属していても既存の枠にとらわれずやりたいことはやりたいときに思いっきりやる、ということ。情熱を注げは大企業でだってやりたいようにできるということだ。彼は今50歳を越えるが、彼からは人生について微塵の後悔も感じられなかった。また、さっき彼からメールがきて、「また新しいことを始めるのでワクワクしているんですよ」とあった。私もあんなふうに生きていければなと思う。 彼はUCサンタバーバラ在学時、幼かった娘さんを持ち(昨年南カリフォルニア大学MBAを取得したらしい)、趣味はスキーで当時もマウンテンハイやビッグベアーマウンテンに行っていたそうだ。なんか私と被るところがあるな、と思って話していたら、更にすごいことがわかった。なんと彼は、私と高校、大学そして学部🏫も同じところを卒業していたのであった。そう、本当に大先輩であったのである。ちょくちょく日本に来るそうなので、今度は日本で合おうということになった。今から非常に楽しみである。

卒業まで32日。リバイタリゼーションのファイナルペーパー、ケースなどに追われている。

ところで、、、彼の失敗の一つがとんでもない話で、日本の某ネット企業からの1億円の出資を受けたまではいいが、そのネット企業から「うちのサイトに広告を出して広告費1億円払え」という話になったらしい。大株主に逆らえず広告を出稿せざるを得ず、株は奪われ、金は残らなかったそうな。要はそのネット企業の出荷増に使われただけらしい。社長さんは、(当時の)ライブドアとやってることは変わらんよ、と嘆いてらっしゃった。ありえんよ、これ。。🤷‍♀️

#写真は、3月前半に一人で(!)Mt. Baldyに行ってきたときの写真。2年前夏に訪れて、一度は行っておかねばと思っていて最後にいけた。雪は少なかったけど斜面はスリリングで面白かった!(写真捜索中・・・)

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