【書評】企業分析力養成講座
なにやら売れているようだと気になって「企業分析力養成講座」を買ってみました。独自の3×3マトリクスは少々強引な気もしましたが、キャッシュフローマトリクスやビジネスシステム、売上・利益構造分析などのフレームワークを用いて様々な業種・業態の企業分析をケースとして行ってくれるので、フレームワーク利用の良いイメージトレーニングになりました。ただ、さらっと読めてしまうだけに雰囲気を掴むのには良いですが、バリュエーションなどができるようにはなる指南書なわけではありませんのであしからず。
ちなみに分析企業は以下の9つです。 1 スターバックス 2 三菱地所 3 創通 4 ビックカメラ 5 GABA 6 JR東日本 7 横浜銀行 8 ミクシィ 9 任天堂
P193 WACCとROICは経営を考えるうえでとても重要な概念である。なぜならCEOの究極の目的は、係数的な話をしてしまえば、ROICを上げ、WACCを下げることだからである。
言われてみればそのとおりなんだけど、ROIC分析をきっちりはやれてないなぁ。