空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

【書評】最後の授業 ぼくの命があるうちに

最近、生命保険を見直しています。僕が万一死んでもホンのわずかしか家族に保険金が下りず、さすがにこれでは無責任すぎると思ったからです。しかし、お金以上に意識して家族に(特に子供に)残すべきものがあります。それは、自分が何を大切に生きてきたのかという価値観です。カーネギーメロン大学教授ランディ・パウシュ著「最後の授業 ぼくの命があるうちに」を読むと、もっと意識して且つ時間をかけて子供に伝えていかなければと考えさせられます。 余命半年と知ったとき、あなたは誰にどんなメッセージを残しますか? ここに「最後の授業」の実録動画を貼り付けますので是非ご覧ください。

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P38 夢をかなえる道のりに障害が立ちはだかったとき、僕はいつも自分にこう言い聞かせてきた。レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。僕たちの行く手を阻むためにあるのではない。その壁の向こうにある「何か」を自分がどれほど真剣に望んでいるか、証明するチャンスを与えているのだ。

P223 「生命保険には入っているんだろう?」「ええ、全て万全です。」「では感情の保険も必要だな。」 感情の保険の掛け金は、僕のお金ではなく時間で払うそうだ。 話の最後に、僕と子供たちが一緒にいるビデオをたくさんとっておかなくてはいけないと牧師は言った。僕たちがどんなふうに遊んで、笑いあったかという記録だ。何年もたってから、触れ合って一緒にいる僕たちを見て、子供たちは安らぎを感じるだろう。(中略) 「感情の保険の掛け金をいまのうちに、気持ちが元気なうちに払っておけば、これから先の負担が軽くなる。より安らかな気持ちになれる」

P235 僕が思う親の仕事とは、子供が人生を楽しめるように励まし、子供が自分の夢を追いかけるように駆り立てることだ。親にできる最善のことは、子供が自分なりに夢を実現する方法を見つけるために、助けてやることだ。