帰国4ヶ月後にようやくドイツの銀行口座解約に成功
2021年7月にドイツ・ミュンヘンより帰国。10月からドイツ企業に加えて、2つの東南アジア子会社の面倒も見ることになり、ここ最近は多忙を極めています。ブログ更新も滞っていましたが、しばらく前にドラフトしていた記事だけは冬休み中に公開せねば・・・。
本記事は、ドイツの銀行口座解約に苦労した奮闘記になります。
帰国4ヶ月後に初出社 🚃
前回までのあらすじ
前回エントリーでも記載しましたが、帰国直前までのんびりしていた自身の甘さに加え、SparKasseの複数の担当者に振り回された結果、銀行口座を解約できずに帰国することとなりました。ただ、オンライン口座を再開してくれたこともあり、帰国後1ヶ月ほどで無事資金の大半を日本のユーロ口座に送金することに成功。
残る課題は以下(対応必要順)。
- SparKasse経由で申し込んだ家財保険・損害賠償保険の掛け金の一部を口座に返金してもらう
- 口座残額を日本の銀行に送金
- 口座解約
家財保険・損害賠償保険掛け金の返金申請
自動車の自賠責保険は、2021年1月に向こう1年分引き落とされていたのですが、自動車を売却した際にナンバーが切り替わり、自動解約&約半年分返金がなされました。また、プライベートで加入していた自動車保険も連絡を入れるとすんなり解約・返金されてきました。
問題はSparKasse経由で申し込んだ家財保険と損害賠償保険でした。2021年4月に最終更新を行い1年間前払いしたため、2021年7月〜2022年3月の9月分を取り戻さねばなりません。
さて、これらの保険はSparKasseを介して契約したことから、彼らに連絡すれば手続きしてくれると信じていたのですが、担当者からは「保険会社に直接連絡して」との回答。え?😧
この担当者は過去から幾度となくやらかしているため全く信じられず、何度も確認したのですが「お客様自身で連絡する必要がある」との一点張り。
どうしようもないので、保険会社の問い合わせフォームから連絡することに。すると家財保険分はすんなり解約・返金され「なんだ簡単じゃん」とホッとしました😊
しかし、ここからが長かった・・・
損害賠償保険の担当者からは、「1年後の2022年4月を解約日として設定した、これまでありがとう」と連絡があった。「いや、解約日は僕が帰国した2021年7月。家財保険の方は返金してくれたので同じ処理でお願いします」とやり取りするも、NGの一辺倒。なぜ?😧
埒があかないのでSparKasseの担当者から連絡してもらうも「損害賠償保険は途中解約が不可。日本での事故も対象だからもし何か起こっても保険が適用されるから大丈夫」とか訳がわからない回答を持ち帰ってくる始末。ここまで2ヶ月程度浪費・・・
その間もSparKasseから毎月7−8ユーロの口座手数料が引かれていきます。
そして、SMBC信託銀行プレスティアのキャッシュバックキャンペーンの権利を得るために、早々にSparKasse口座残額をプレスティアユーロ口座に送金する必要がありました。
そんなこんなで結局、損害賠償保険の返金を諦めることにしました。金額自体は1万円程度なのですが、これまでのSparKasseや保険会社とのやりとりに納得がいっていなかったこともあり取り返したかったのだが・・・
SparKasse口座残額の移動、及び、口座閉鎖
さて、返金を諦めたことで残るステップは口座残額を日本のユーロ口座に送金する。そして最後の口座閉鎖になります。
SparKasse担当者からは
- 口座閉鎖手数料として5ユーロ程度必要
- 口座解約後に残る金額を移動するドイツ国内銀行の口座番号も必要
と言われていましたので、私は以下を予定していました。
- 10ユーロ残して、それ以外は日本のユーロ口座に資金を送金
- 口座閉鎖手数料5ユーロ程度を差し引かれる
- 残額は現地で寄付してもらえば良いと、ドイツ赤十字の口座を連絡
しかし、1ステップ目のオンライン送金指示で何故か残額が2ユーロに😨
表示された手数料を何度も確認して、10ユーロ残ることを確認したのに・・・
これでは口座閉鎖手数料の5ユーロが払えません。
SparKasse担当者曰く
- 口座に数ユーロ振り込む、または
- ドイツの口座を教えてもらえればそこから徴収する
とのことでした。
もうドイツに口座はないし、日本から海外送金すると手数料4,000円程度かかるし、いやもうほんと最悪です。うちの妻もこの長い戦いに呆れていました😅
最終手段として、ドイツでお世話になった大家さんに相談しました。
- アマゾンギフト30ユーロ分送るので、大家さんの口座から数ユーロ引き落とさせて頂けないでしょうか・・・と。
大家さんからは「そんなの要らないし、僕の口座を使ってくれればいい。日本に行くことがあるだろうからその時にまた一緒にお酒を飲めればそれでいいよ」と、結局無償で引き受けてくれました。なんと優しいのでしょう😢 SparKasseや保険会社と同じドイツ人とは思えません。
その後、大家さんが手法を確認しようとSparKasse担当者に連絡した際に、僕からのレター承認がないと教えられない、など訳がわからないやりとりもあって大家さんにも「あの担当者ヤバいね」って理解してもらえたのが救いですが、長くなるので省略します・・・(大家さんがその手法を理解しないと大家さんがOKできず、そうすると僕がレターに大家さんの口座番号書けない、というのが解らないのか❗️ 結局大家さんは手法を完全に理解しないままOKしてくれました・・・)
最後は、(これも納得いかなかったけど)担当者及びその上司から言われた通り、解約依頼及び大家さん口座番号を記載したレターにサインをしてわざわざドイツまで郵送。そしてその10日後くらいに連絡があり、ついに口座解約が終了したのです!😭
いや本当にいい勉強になりました。
皆さんも銀行口座解約だけは気をつけましょう・・・❗️