はやぶさ2 カプセル再突入・着陸実況ライブ / 大学院の先輩が解説
JAXA はやぶさ2 カプセル再突入・着陸実況ライブで、大学院の研究室の先輩がシステム担当として解説していました。Facebookでゆるく繋がっている関係でその事実も彼のタイムラインで知ったのですが、驚いたのと同時にとても感動して、1時間半フルで見入ってしまいました。
以下、先輩の紹介箇所から
日本に感動を与えた本プロジェクト。その中心人物として関わっていた先輩をとても誇りに思います。
ライブで彼は、はやぶさからカプセルが分離し大気圏に突入・落下するプロセスとそのタイミング、落下見込みエリアとその計算手法、ビーコンやバックアップ手段を用いたカプセル回収のための位置特定手法など、丁寧にわかりやすく説明されていました。しばしば時計を見て着陸までの時間を確認し、上手くライブが運行されるように気も配りながら。
また後半 (動画 1:03:33~) で「11年後に惑星1998KY26に到着する」という拡張ミッションの説明も担当。当該ミッションの意義が素晴らしすぎて感動しました。
- 太陽系長期航行技術の進展
- 高度自転小型小惑星探査の実現
- Planetary Defenceに資する科学と技術の獲得
あー、技術者として生きるということはこういうことなのだな、大学で学んだ物理や数学を駆使して夢ある未来の創造を目指しているなー、と僕が選ばなかった技術者の生き方を垣間見ることができました。
とても良い刺激を与えてくれた先輩には感謝しかありません。自身が選んだ道で必ず夢のある未来創造に貢献します。12年前の以下エントリーも思い出しながら。
"ドラえもん創造への道は険しい。でも、やっぱり心のどこかでまだ、いつの日かドラえもんに会えることを期待している。研究は他人任せになってしまったけれども、今の仕事をやってる限り、必ずどこかで貢献できるとも実は思っている。 "
追記:その後、米NASA科学局長が先輩の画像付きツイートをしたようで、世界デビューを果たしてしまったらしい。カッコ良過ぎるよ・・・。
Guess what I am doing...
— Thomas Zurbuchen (@Dr_ThomasZ) 2020年12月5日
I am following along online at https://t.co/1cMSZciM85 as @JAXA_en is bringing back that precious cargo! @NASASolarSystem @haya2e_jaxa #Hayabusa2 💫 🌌 pic.twitter.com/XM4r8qaJUz