空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

【訪問国7: 韓国】親近感を覚える隣国 / 非武装地帯 DMZ 見学

ここ数年、日本のメディアは嫌韓ムード一色のようですが、欧米に住んでいると、地理的にも文化的にも近い隣国・韓国には親近感を覚えることが多いように思います。ここでは、米国留学および欧州駐在において韓国人に対して感じたこと、そして、一昔前に高校の友人たちとソウルや非武装地帯DMZを観光したこと、などについて記載しています。

目次

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欧米にいると、互いに似ていることに気づかされる日本と韓国

米国カリフォルニア州に留学していた時、日本人以外で最初に仲良くなったのは韓国人たちであった。米国という異国の地において、外見が似ていることに加え、調和や協調を重んじ、勤勉で努力家といった内面においても似たところがあったため、自然と親近感を覚えたのだった。さらに(当時の)韓国人は日本人同様英語にも苦労している人が多かったことから、ともに頑張る戦友として仲良くなることができた、という側面もあったように思う。

J君とは家族同士でメキシコ旅行にも行ったし、米国人とのプロジェクトにも一緒に苦しんだなー、と色々思い出すと涙が出てくる😢

もしご興味あれば以下👇ご参照ください。 

メキシコ ユカタン半島の旅

"ユカタン半島を推薦し、最高の旅を供にしてくれたJ君一家に本当に感謝の気持ちで一杯です。今後も彼らとの関係を大切にしていきたいと思います。"

プライドとチーム貢献の板挟み(グループPJ①)

"たぶんJ君も私も、それぞれの自国では、個人として明らかにチームの足を引っ張るようなことはほとんど経験しなかったのではないだろうか。ここではそれが目の前にあった。ただ「チームに貢献する」ということがとても難しかった。"

韓国勢の帰国

"アメリカに住んでみると、韓国と日本は物理的にも近く、そして韓国人と日本人は身体的にも精神的にも非常に近いことを知る。"

 

小学生の娘も同じことを感じている。My best friend is Korean!

現在僕はミュンヘン在住で、下の娘はインターに通っているのだが、1番の仲良しは韓国人の女の子 Sちゃんだ(ちなみに去年一番仲良しだったのは中国人の Eちゃんだった😊)。

小学校低学年ということもあり、クラスでは誰とでも仲良くやっているようなので親としては嬉しい限りなのだが、それでもランチを一緒に食べたり、休み時間に遊ぶのは、Sちゃんが中心らしい。そして偶然家が近いこともあり、月一程度で、互いの家にも遊びに行きあうくらいにまで発展・・・

きっかけは昨季スクールバス🚌が一緒になったことではあるのだが、やはりそもそも、欧州の女の子とは異なり、東洋の女の子は黒髪で肌の色も同じで一目でわかり、親近感が湧くということもあるのだと思う。(本人的には上手く説明できるものでは無いようなので勝手に想像・・・)

あとは、SちゃんやEちゃんの方が欧州に長くいるので英語は達者なのだが、やはり英語をゼロから学んだ子同士だからか英語がシンプルでわかりやすい安心感があり、それが互いを引き合わせていることも間違いない。

そして見逃せないのが、母親同士も、文化的、言語的(語学レベル的?)に近いことから、楽しい会話が成り立つ、という重要な背景があることか💧

 

武装地帯 DMZ見学

一昔前のことだが、一度だけ韓国に行ったことがある。

2002年11月、高校時代のバド部同期4人で韓国に行くことになった。それは同期の一人友人Sが韓国在住経験があり異様に詳しかったためだ。

その友人Sが全てガイドしてくれたお陰で何の苦労もなく、ソウル観光や韓国焼肉、ショッピングなどをを楽しめたのだが、Sの勧めで、板門店にある現地の非武装地帯 DMZ ツアーにも参加することができた。

いまウェブを見ると様々な韓国軍主催のツアーがあるようだが、トンネルを通った覚えがあるので第3トンネル+都羅展望ツアーだったのかもしれない。いずれにせよ、北朝鮮の村を望遠鏡で眺め、「近くて遠い国」に若干近づく良い経験ができた日となった。

7カ国目にして、実は一番住みにくそうだな、と感じたのが韓国だった。(少なくとも当時の)ソウルの街には横文字が見当たらず、解読不明のハングル文字だけがズラリと並び、東西南北すら検討がつかなかった。そして(当時)誰にも英語が通じなかったように思う。友人と逸れたら最後、会えないかもしれない、こわっ💧と思ったことを今でも覚えている。

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最後に

日本のニュースは常に嫌韓トーンのため、自身も洗脳されそうになるときもあるが、文化的にも身体的にも近い韓国人とここ欧州で接していると、自分の目で一人一人を見つめることの大切さに気づかされる。

僕らが帰国することになったとしても、純粋に互いを見つめあっている娘たちの繋がりは一生モノに保ってあげたい、と心から思うのであった。

 
現在、過去を振り返って訪問した国を確認中。韓国の次に訪問したのはスリランカでした! 

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