香川真司 ギリシャ1部PAOKに加入! / 2018年ロシアW杯直前オーストリア合宿の神対応でファンに
本日、香川真司選手がギリシャ1部 PAOKに加入することが発表されました。昨年のサラゴサ退団から半年を要しましたが、新天地での活躍を期待しています。
もう2年半も前のことですが、2018年サッカー・ロシアW杯の直前合宿にミュンヘンの子供たちが招待され、家族でオーストリア・ゼーフェルトのグラウンドに出向いたことがありました。そこで香川選手には、長女とツーショット写真を撮るなど神対応頂いたこともあり、家族総出ですっかり大ファンに。ロシアW杯の日本代表戦をテレビ観戦するのはもちろんのこと、僕は昨夏までYouTubeでサラゴサの試合をほぼ全て観戦する熱の入れようでした。
本エントリーでは香川選手にまつわる幾つかの思い出を紹介したいと思います。
目次
サッカー日本代表、ロシアW杯 ゼーフェルト事前合宿での子供達への神対応
2018年6月。ミュンヘンとウィーンの日本人学校の生徒がサッカー日本代表事前合宿に招待されたため、スイス・リヒテンシュタインと合わせた小旅行の最終日にオーストリアのゼーフェルトに寄ってきました。
#小旅行についてはこちらご参照👇
当日は、集合写真のあと、サイン会、練習見学という流れ。
集合写真やサイン会でグラウンドに入れたのは子供達だけでしたが、なんとなんと
長女は香川、本田、長友とのツーショット写真を始め、主力選手のサインをボールに勝ち取ってくるなど大健闘。(敬称略)
僕ら親たちは遠目にみながら「いやー本田に長蛇の列ができてるのに並んでたら時間切れになるかもしれないし、他の選手に当たった方がいいんじゃないかなー」などやきもきしましたが、現場の雰囲気を感じとった長女が上手く立ち回ってくれたのでした👏
練習後、バスに向かうところに、親含めて観衆が待機してサイン待ち。西野監督・代表選手の皆さんが丁寧にサインに応じてくれたこともあり、我が家はサイン台帳に選手・監督ほぼ全員分のサインを得ることができたのでした!そして至近距離で写真もたくさん撮らせて頂きました🤳📷
このような選手たちの神対応もあり、一気にW杯熱が高まったのを覚えています。
我が家の家宝🤣 (左下が香川、右上が長友)
本田にサインをもらう長女(中央)
長女は前哨戦のパラグアイ戦を観戦しにインスブルックへ
その後、長女が通う日本人学校は、独自企画としてバスをチャーターし、オーストリア・インスブルックまで 前哨戦のパラグアイ戦を応援しに行っていました。先生方も行きたかったんでしょうね😀 でもうらやましー。
この試合で香川がゴール(4点目)を決めたことで、いい流れでW杯本番に挑めることになったのは皆さんもご承知の通りです。初戦のコロンビア戦序盤、流れの中で香川のシュートが相手ディフェンダーのハンドを誘い、香川自らPKを決める。いやー本当に痺れましたね⚽️
決勝トーナメント 1回戦 ベルギーとの激闘の末、最後の最後で決勝ゴールを奪われた時は、部屋でしばらく倒れたまま起き上がれませんでしたが、同じような方も多かったのではないでしょうか😢
日本人学校とチャーターバス
パラグアイ戦(長女撮影)
フットサルのユニフォームはサラゴサ
僕は趣味でフットサルをやっています。と言っても、社会人に成り立ての頃、フットサルチームに3年程度所属していただけなので足技は全くなく、スペースに走り込んでパスを繋いだりゴールを狙うのが僕の役目です💧
ミュンヘンに来てから10数年ぶりに再始動し、会社の同僚達と隔週くらいでやっていました(昨年はコロナでほぼ出来なかったのですが)。でもそのメンバーが上手過ぎるんです⚽️
なんせ彼らの出身国は、ドイツ、スペイン、イタリア、フランス、ブラジル、コロンビア、ルーマニア、コスタリカなどで、ほぼ全員がサッカー経験者。そんな中に、一回り以上年齢が上で足技の無い日本人が混ざっている状況💦。しかも1時間休憩なしのノンストップでターンオーバーの嵐。誰よりもゴールキーパーを志願して体力を回復しようと試みるのですが、イタリアで15年ゴールキーパーをやっていた本格派のメンバーに色々指摘され続けることになるため、全く気が抜けません😂
欧州、特にドイツでは香川は有名選手です。一度、僕は
シュート力あるからシンジ・カガワだな
と言われたことがあります。僕は多くても1日に1, 2ゴールできないのですが、気の良い奴らなのでリップサービスで僕を乗せてくれたのでしょう🎵 気を良くした僕は、一昨年にこのサラゴサのユニフォームを買いました👕
残念ながら香川は一年でサラゴサ退団となってしまいましたが、ワクチンが普及してコロナが落ち着いた際にはまたこれを着てフットサルを再開したいと思います。
最後に:自身と重なる欧州での孤軍奮闘
サラゴサ退団時に他国のオファーを断る香川に対して「香川は結果を残せなかったので追い出されてもしょうがない。スペインに拘る必要があるのか」と言ったトーンの日本人のクチコミが目立ちました。
確かにサラゴサでのプレーは、彼自身も語るように満足行くものではなかったですし、プロは結果が全てなので自身の退団も受け入れるしかないでしょう。しかし、自身の憧れであったスペインリーグへの挑戦自体は、誰も貶せない尊いもののはず。その挑戦は応援してあげても良いのではないか、と思うのです。今回はギリシャに行くことになりましたが彼はきっとまたスペインリーグへの復帰を夢見て欧州残留を選択したのでしょう。
僕はドイツの会社で唯一の日本人なので、欧州で一人で頑張るのは簡単じゃないということを身をもって経験しています。どうしたって超えられない言語の壁や文化の違いはあるし、マイノリティであるがゆえに入れないコミュニティもある。天然で超垢抜けに明るい性格でもない限り、普通、多かれ少なかれ人間関係には悩むものです。
僕は彼を応援し続けていますが、もしかしたらそれは夢を追い欧州で奮闘している彼の姿が、僕自身と重なって見えるからかもしれません。「香川、頑張れ!」ではなく「香川、一緒に頑張ろう!」と勝手に思っているのです。