空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

新庄剛志 プロ野球復帰 実現ならず / 次のチャレンジへ

新庄剛志さんの一つのチャレンジが終わりました。1年前の復帰宣言にとてもワクワクしてずっと彼のInstagramをフォロー。しかしトライアウトから今日までにオファーがなかったことでご本人がプロ野球復帰を断念したことを発表されました。
彼なら間違いなくプロ野球会に良い風を起こせると期待していましたが、残念ながら獲得するチームは現れませんでした。

 

僕は幼少の頃から阪神ファンで、彼の鮮烈なデビューに心を奪われたのを覚えています。
初打席初ヒット初打点 初スタメン初打席初球初ホームラン

当初は「すごい頼りになる!彼こそ阪神を背負って立つ新人!」とファンになったのですが、彼は努力の人と理解してからは一個人として尊敬し、彼が阪神を去った後も日米通じて応援するようになっていました。

彼は人に努力を見せるのを嫌うため、天性の才能だけで野球もエンターテイメントもこなしてきたように勘違いされがちですが、彼がいかに裏で努力を積み重ねてきているかはもうそろそろ有名になっているのではと思います。

 

sports.yahoo.co.jp

"ただぼくの場合、多くの人と違うのは、みんなの目に見えないところで入念に準備をして実行に移したところ。やるからには絶対に成功させる。そんな強い決意があるから、いつもパーフェクトな準備をする。すべての可能性を考えて、そのひとつひとつを完璧に抑えるんだ。"

"結果はとても大事。でも同時に、ぼくが心がけていたことがある。結果にしばられちゃいけない、ということだ。結果にしばられると、心も身体も縮こまってしまう。そんなふうに生きていたら、人生がもったいない。のびのびと生きて、過程も存分に楽しまなくちゃ。その姿勢は、結果を出す近道にもなると思う。"

 

14年のブランクや年齢的なこともあり、彼がどこまで真剣勝負の中で結果を出せたかは正直未知数ですし、簡単でないのは想像はできます。それでも多くの人が彼のプレーを見たい、彼が復帰するのであれば球場に足を運びたい、と思っていることは事実。もしプロ野球という組織が顧客第一主義だったのであれば、なんとか更なるチャレンジの場を用意して欲しかったなーというのが本音のところです。

残念ながら今回僕も「やっぱ、プロ野球ってそういう組織なんだよね。数年見ていないけど、しばらくは見ないでもいいかな」と思ってしまったのでした。

 

14年前の新庄さん引退時のエントリーが以下。
今回の挑戦でも大きな勇気をもらいましたし、きっと今後も刺激を与え続けてくれる彼を応援し続けます。そして僕も彼に負けないよう挑戦し続けねばと思うのです。

skygo.hatenablog.com

"彼には、彼自身の理想像というものが強く存在する。それは人を魅了する自分だったり、人を楽しませる自分だったりするのだろう。彼は天から授かった能力では足りない部分を努力で補い、その理想像へと近づく。その努力が彼を光り輝かせ続けているように見えてならない。

足りなければ補えばよい

異なれば変わればよい

そんな新たな彼からのメッセージを受け、更に好きになった。引退後、彼が何を行うのかは分からないが、私(我が家)は彼を応援し続ける。"