空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

Claremont留学 (IF Program 8th week) やっつけ仕事・・・

今週はInvestment Reportのプレゼンと、Globalizationに関する記事へのCritique Essayが課題の週だった。正直、先週の厳しい流れからなかなか時間が取れず、どちらもやっつけ仕事的なところを残してしまった、と大反省。

Investment Report

2人一組となり、米国に存在する上場企業を1社選択し、その株を今買うべきか売るべきかを提言するというもので、パートナーと協力、分担しながら、図書館に存在する莫大なデータベースから必要な情報を抜き出し、分析し、プレゼンすることが求められた。

私のパートナーは韓国の銀行から派遣されているD君。当初彼の提言によりCitiGroupを対象とし分析を進めようとしたが、あまりに事業ドメインが広く競合分析など的を絞るのが困難であったことと、ただでさえ株価に疎い私が全く銀行業界の知識が無かったこと、を理由に私の専門領域の会社Yahoo!へと変更^^;

面白かったのはちょうどYahoo!の株価が$32から$25へと22%の大暴落!?したところであったこと(企業選択してから気づいたというのは情けないが・・・)。その暴落の理由は予定していた次世代広告プラットフォームの導入が3ヶ月ほど遅れるため広告収入・収益を大きく下方修正するというプレスであった。

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我々のストーリとしては、この暴落はOversoldであり長期的にはYahoo!は成長し続け株価は復活する、だからBUY。と超単純明快なもの^^;まぁプレゼンした3日後の今、確かに株価は復活し始めているからOKでしょ。 しかしプレゼン内容自体は個人的にはお粗末なものとなったと思っている。いちおう他社比較ぽいものをつけたが他のグループの発表と比べて財務分析などには全く手をつけておらず数字の裏づけの乏しいものになってしまった。はぁ、ごめんねD君、私の力不足で・・・

ちなみに他のチームは、Apple, Google, Starbacks, P&G, Pfizerと業界も多様であった。証券会社出身の人などのレポートなどは将来の株価試算まで含まれていたりして勉強にもなったかな。

Critique Essay

これは大変だった。Globalizationを如何に測るか、その結果何が分かったかを述べている記事を読み、その批評をするというものなのだが、この記事がそれなりに量があった上、内容が難しくていまいちよく分からなかった。 とにもかくにも先週勉強した批評表現法やGMATのAWAで覚えた表現を用いて、筆者が勝手に思い込んでいるAssumptionや、Evidenceの間違った使い方などを叩いていってDraftを提出。Teacherからの返信が怖い。

興味ある方は以下参照。

読んだ記事:Globalization's Last Hurrah? 

最新版Index:A.T. Kearney/Foreign Policy Magazine Globalization Index 2005 

このIndexによると日本は28位。貿易額や海外送金額、移住数の小ささが足を引っ張っているように見える。批判どころは山ほどあるが。。

しかしこの記事を読むまでは情けないことにアイルランドがHigh-tech企業を誘致してヨーロッパの“Silicon-Isle”と呼ばれているのを知らなかった・・・

もちろんこれまでアイルランド企業が日本でも活躍してるのを見てきてそういう企業もあるんだな、という程度には見てはいたが国がその流れを牽引していたとは。

アイルランドでは国が企業への税金を低く設定し(ヨーロッパ一低い)、海外資本、技術投資が流れてきやすい環境を作っているとのこと。その他ユーロ経済圏への加入への判断も成長の好材料らしい。日本政府もいろいろ学ぶところはありそうだ。

しかしなんと自分の知識・能力の幅の狭さを感じることの多い週であったことか(毎週そんなこと言ってる気もするが・・・)。

まぁ気を取り直して頑張ろう。前進あるのみだ。