空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

MBAオリエンテーション(ドラッカー便り掲載版)

 今年も1月末よりドラッカースクール出願者のインタビュー・学校訪問が始まり、私も幾人かの受験生とお会いさせて頂いている。私も昨年のこの時期にここクレアモントを訪れた。諸先輩方と話をさせてもらう中でドラッカースクールでのMBA生活をイメージでき、学校選択できたことを考えると、今年、来年と私もこの重要な役割をキチンと果たしていかねば、と思う。

昨年8月のMBAオリエンテーションでは、その訪問時のイメージが間違ってなかったことを確信できたことを覚えている。以下にドラッカー便りドラッカースクール日本人卒業生に向けて毎月在校生が発行)に掲載させてもらった「MBAオリエンテーションのご紹介」をUPさせてもらおうと思う。

ドラッカースクール日本人サイトには学校の情報満載ですのでご興味ある方は是非ご覧ください。ちなみに私も運用グループの一員ですので、ご質問・ご要望承ります♪

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ご卒業された皆さまにとって、MBAオリエンテーションはどのような思い出でしょうか。簡単ではありますが、今年行われましたオリエンテーションの内容を紹介させて頂きます。

8/26、ドラッカースクールのオリエンテーションが行われ、我々新入生一同は、入学前より期待していた学風を体感できる一日を過ごすことができました。それは、少人数制であるがゆえ、教授・スタッフとの距離、学生相互の距離が非常に近いこと。多様性が創られているがゆえ、互いが刺激し合い、個を尊重できる雰囲気があること。そして、ドラッカーマネジメントを継承する教授陣が学生とともに深い考察を進めること、でありました。

入学前は主に言葉や数値で表されていた学風でしたが、実際に同級生や教授陣と会い話をすることで、自分が求めていたものがここにあることを確信でき、とても嬉しく思っています。

参加していた学生は全体でも60人弱で、クラスルーム一つに十分収まりました。皆さんの代はどうだったか分かりませんが、今年は留学生比率、女性比率とも約半分で、full-time MBAの他、part-time MBA、FE(Financial Engineering)の学生も多数います。留学生の国籍は、10人以上いる台湾勢をはじめとするアジア系が多いのですが、その他にもヨーロッパや、南米のコロンビア、アフリカのブルキナファソなどからも来ており、私が求めていた多様性に富んだメンバー構成となりました。彼らと一緒に時を過ごし、意見を交わし、多くを経験したいと強く思います。

午前中は、Sathe教授ご指導の下、ホンダのUSオートバイ市場での成功事例を題材にケース・メソッドを2時間ほど実践しました。教授が最初に「他が発言したことは繰り返さないように」と釘をさしたことや、発言者に対し「What」&「Why」を連発したことから、私はもちろん、学生全てが緊張感を持って集中することができ、あっという間に2時間が過ぎました。

私はこのクラスから「クラス共通の仮定と学生のその理解を丁寧に築いた上で、学生に更なる深い考察を求める」という丁寧さと厳しさをこのスクールは持っていると感じ、授業への期待感で一杯になりました。また、幸運にも私はこの60人の大クラスで発言機会を得れたことで、今のクラスでも幾分自信を持って発言出来ているように感じます。

午後は、クラスの内外でチームビルディングを行いました。チームワークの重要性、チームが機能するのに必要な要素を、ゲームを通して理解するというものです。ゲーム後、青い空の下で講師がゆっくりと「君たちは仲間だ。個が集まれば大きなチャレンジも乗り越えられる」と語った時に感じた不思議なその時空間は、きっと今後直面するであろう厳しい局面で思い出され、私の助けとなってくれることと思います。

またこの時間は、少し硬かったみんなの表情を和らげ、お互い仲良くなる機会を提供してくれるものでした。変な話ですが、ネイティブの同期ともいろいろ話してみると、彼らも我々同様に緊張していたことに気づきました。今更ながら、彼らに変に構える必要も、肩肘張る必要も無いのだなと気づき、更に今後の学生生活が楽しみになってきました。

昔から憧れていた場所にようやく辿り着けました。この日の思いを胸に、2年間このメンバーと共に精一杯学び、そして遊び、多くを吸収したいと思います。さぁ頑張っていきますよ!

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