空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

ドイツ・ロックダウン継続の中、日本人学校・中学部 卒業式 / 保護者はオンライン参加 + α

昨日、長女が通う日本人学校・中学部の卒業式が催されました。実は先週までどういう形態で開催できるかわからずバイエルン州政府の判断待ちだったのですが、最終的には中3生には同学年で開催しても良いという許可がおりました。保護者や在校生の現地参加は認められませんでしたが、先生方と卒業生だけででも式典を行えただけでも本当に良かったかなと思います。小6生はその許可すらおりず、校長室で一人ずつ卒業証書を手渡されるだけでしたから😢

 

小6生が卒業式を行えなかった背景

これまで学校が再開したとお伝えしてきましたが、正確には、バイエルン州政府が発表しているのは「基礎学校(Grundshule)の1年生から4年生、および最終学年の生徒の授業再開」であり、いわゆる現地教育システムにおける小学校は通学許可、それ以上の学校は最終学年のみ通学許可、ということになります。

現地教育システムから外れる日本人学校やインターナショナルスクールは州政府による個別判断。日本人学校は小1〜4と中3に通学許可、インターはシティキャンパスの小1〜5に通学許可、郊外キャンパスの小6〜高校生には中3以上に通学許可、とかなりややこしい状況でしたが、幸い我が家は2人とも通学できていたのでした。

それだけに日本人学校小6生の保護者からすると、なぜ小6は最終学年にカウントしてくれないの、卒業式を開催させてくれないの、と思うわけです。実は保護者が署名を募り、州政府に嘆願書も出していたのですが、式を催すことの願いが叶いませんでした。僕も同じ状況なら同じことをしていたでしょう。

 

中3生保護者はオンラインで卒業式に参加(視聴)

我々中3生の保護者はオンラインでの卒業式参加(視聴)になりました。今となっては学校側も慣れたもので、カメラを4台設置して、基本的には事務局がシーンに応じてzoom画面を切り替えてくれます。zoom参加者の我々保護者は好きな角度からのカメラで見ることができるので、大事な娘のシーンも逃さずカメラで追うことができました。

声を出して歌も歌えず、在校生との掛け合いもなく、少し物足りなさはあり、残念ではありましたが、それでも一緒に過ごしてきた仲間と区切りの式典を行えたことは気持ちの整理にも繋がることでしょう。

 

卒業式後の写真撮影会

さて、中3保護者はオンラインでの卒業式参加を終えると、ほぼ全員が学校に向かいました。我が家も車で30分弱、学校に向かいます。学校の中には入れませんが、校門などのオープンスペースで写真撮影📱です。

不思議なもので、式典参加できないにも関わらず、ほとんどの親御さんは正装で来ていました。男性でスーツを来ていなかったのは僕くらいでしょうか。最終的に襟付きシャツにしましたが、危うくフーディーで行くところでした・・・😓

結局、1時間程度、子供達の晴れ姿をみんなでワイワイ写真におさめたり、親御さんたちと帰国・残留のご挨拶をしたりと、僕らも卒業式の別れの雰囲気を味わうことができました。

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あれから3年間

ドイツ赴任が決まる前からこの学校を視察して、研究して、海外にくる長女の不安を少しでも和らげようと準備して挑んだ家族会議で、結局長女に大泣き&大反対されてから早いもので3年が過ぎました(下記記事ご参照)。

skygo.hatenablog.com

 

卒業式・写真撮影会の後、荷物を僕らに預け「最後に友達と市内で遊んで来る〜」と楽しそうに友達と去る長女の姿を感慨深く見送りました。お目当のタピオカ屋さん🥤は開いていたようで、ご機嫌に帰って来ました。

(妻と長女の本帰国まであと5