空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

【訪問国4:イタリア】ヴェネチア / ヴェローナ / フィレンツェ / ピサの斜塔

一昨年ミュンヘンからヴェネチア&ヴェローナへ電車で訪れてきました。人気観光都市だけあって、歴史ある街並みと海・水路が組み合わさった美しさを十分堪能して帰ってきました。ここでは、その小旅行と一昔前に卒論受賞で手にしたフィレンツェ・ピサ観光について記載しています。

ヴェローナ:落ち着いた雰囲気で趣きがある街(所要時間 1日)

2018年11月。4連休を使ってミュンヘンからヴェローナヴェネチアへ電車で小旅行。ミュンヘン中央駅を朝11時に出発し、インスブルックなどを経由し5時間半、夕方にはヴェローナ駅に到着した。そして徒歩10分で宿 Fralillo に。やっぱり電車の旅は楽だなー。この距離になると、ドライブと比して到着時の疲労感が断然少ないのと、好きな時間にビール🍺を飲めるのとで、電車に軍配が上がる🚄

到着した日は軽く夕食を済ませて、翌朝早くからヴェローナ駅に荷物を預けて観光開始!

 

ブラ広場側から見たポルタデラブラ

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アレーナ・ディ・ヴェローナ

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ジュリエットの家(近くにロミオの家もある)

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ランチにはドイツ人同僚に勧められたレストラン Osteria Caffè Monte Baldoで赤ワインで煮込んだリゾットを注文。これは本当に美味しかった・・・

ヴェローナはこじんまりとした街で、主要スポットに限れば 1日歩けば十分見て回れる。とても落ち着いた雰囲気で趣きがあり好きなタイプの街だった。予想通り子供たちには「ロミオとジュリエット」と「レストランでの食事」以外はあまり刺さらなかったようだけど・・・

 

ヴェネチア:高潮に怯える沈みゆく世界遺産(所要時間 1.5日間)

2日目夕方、ヴェローナからヴェネチアへ電車で移動。1時間半とすぐの距離。

数日前に約40年ぶり160cm級の高潮で街の8割が冠水したと報道されていたこともあり、毎晩ヴェネチア市の高潮予想を確認する日々だった。当日の高潮予想がmax100cmまで下がったため観光を決行できたのは幸いだった(街の78%が海抜110cm以上)。逆に旅行者が多過ぎて拍子抜けしたくらいだ。 

安全サイドに宿泊もリド島のvilla berghinzにしたのだが、これが大正解。島自体とても長閑だし、水上バスが便利なため中心に行くのも苦にならないどころか、行きも帰りも海を感じることができてとても心地よい。子供たちも大喜びだった。

 

ヴェネチア・サンタ・ルチーア駅前のスカルツィ橋からの眺め

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ため息橋

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サン・マルコ広場。大きな水溜りが残るも難なく観光。

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サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂

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ブラーノ島のカラフルな家々

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連休最終日の晩、ミュンヘン中央駅に到着。大満足の旅だった。

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フィレンツェ・ピサ:卒論受賞で手にした棚ぼた観光(所要時間 3日間)

一昔前のことだが、イタリアを初めて訪問することになったときのことも簡単に記しておきたい。

 

1999年9月。僕の卒論が国際学会で受賞し授賞式に招待されたようで、幸運にもフィレンツェ行きのチケットを手にした。

・・・と言っても、お世辞にも真面目に研究に取り組んでいたとは言えず、教授監督の下、修士の先輩指導の下、なんとか書き上げた論文であり、自身の力で勝ち取ったという類のものでは全くない。そして、教授も都合がつかず、修士の先輩もパスポートが切れていた、という驚きの偶然続きで、Third Authorの僕に順番が回ってきたのだった。英語も喋れず、ただ受賞コメントを読み上げてきただけなのだが。こういうところは本当に運が強いと思う・・・💧

 

フィレンツェは本当に美しい街だった。当時、トルコタイ中国しか訪問したことがなかった僕は、欧州とはこんなに美しいところか、と脳に刻み込むこととなった。ウフィツィ美術館、ドゥオモ、ミケランジェロ広場から見た街全貌、シニョリーア広場で食べた絶品のパスタ、お土産に買った鹿の革ジャン&手袋とセリエA ユニ。20年経った今でもどれも忘れられない思い出だ。

最後に電車で1時間強かけてピサまで足を運んだ。当時はこういうものかと思っていたのだが、斜塔は倒壊しないようロープで隣の建造物と縛られていた。今調べてわかったのだが、訪問時はちょうど斜塔の補修期間中(1993-2001年:傾き5.5度→3.99度へ)でそうなっていたようだった・・・。

最後に

ミュンヘンに住んでいるとイタリアはとても身近な国に感じている。車で3時間も走ればイタリアに入るし、うちのオフィスにもイタリア人(+イタリア系)は多い。

ただ再訪する機会があるかはかなり怪しい。ローマは妻が行ったことがあるうえ、車では10時間以上と子連れには辛い。北部の山間部は冬季期間に訪れたいが、間にあるオーストリアにも魅力あるスキー場が多く、子連れではイタリアまで足を運ぶメリットが薄い。

将来、仕事で偶然行く機会でもない限り、🇮🇹再訪できないかも、と感じている💧