空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

【ニュージーランド語学留学①】語学留学&スキーという考え

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今から2年前、夏をどう過ごそうかと考えていたところ、突如「NZで語学学校に行ってスキーをしよう!」という考えが浮かんだ。なぜこれまでこの考えにたどり着かなかったのだろう。

私は子供のころからスキーが好きで今でも年20回弱は滑っている。そしていつかは海外で滑りたいと思っていたのに。私は国内外問わずいろんな人と知り合いたいと入社以来英語を勉強してきた。いつまでたっても上達せず「海外で暮らさない限りしゃべれるようにはならんわ」と自分に言い訳するほど路頭に迷っていたのに。それに語学学校という理由なら会社なんて2週間くらい休めるだろうに。。

翌日留学エージェントに電話しそれほど詳細は聞かず申し込んだ。どういう条件だろうが行こうと決めていたからだ。8月煩雑時のクイーンズタウン2週間で35万円(往復代・学費・滞在費)。憧れであった語学留学・海外スキーを実現できるのだから高くない、と当時の私には思えた。異様にやる気に満ちており、語学学校は2週間フルタイム(5 hours× 5 days ×2 weeks)で申し込み、スキーは金曜晩と土日に自力で行く、というスーパー過密プランを立てた。

留学エージェントからホームステイ先が決定したとの連絡があり「学校まで徒歩1分、母親と6歳の男の子、そして犬が一匹」とだけ書いてあった。よくわからんなぁと思いながらも初めてのホームステイ&語学学校という生活を思うと久々にわくわくした。全てのことに言えることだが、初体験とは不安なことだらけだがそれがどういうわけかとても楽しい。妙なアドレナリンが出る感じだ。

会社には英語を勉強してきますと告げ、2週間の夏季休暇を取得した。上司は笑って「どうせスキーしてくるんだろう、まあ気ぃつけてな」と言ってくれた。

日曜AMに成田を出発し、シンガポールオークランドを経由し月曜晩にクイーンズタウンに到着。丸1日半の長旅だった。空港からステイ先までは日本人のおじさんが車で連れて行ってくれたが、その人はそれだけの人だった。ずっとクイーンズタウンに住んでおり日本人留学生の支援をしていると説明してくれた。こういう仕事もあるんだなぁとも思ったが、でも生活できてるんかいな?と余計な心配までしたりした。

ついにファミリーとご対面。うまくやっていけるだろうか、第一印象が肝心だ、挨拶はこう言おう、などいろいろ考え緊張しながらドアを開けた。BIGなママと可愛い男の子が素敵な笑顔で迎えてくれた。今でもはっきり覚えている暖かい笑顔だ。そしてBIGなシェパードも飛び掛ってきてくれた。これは正直焦ったが・・・(笑)

 私はすぐに後悔した。二人が話しかけてくれる英語が早すぎてほとんど分からない、思ったことがすぐに口に出ないからだ。なんでステイ前に勉強してこなかったんだろう、少しでもやっていれば耳も口も慣れ違ったはずだ。現地に行ってから勉強できるからいいや、なんてタカをくくっていた私はアホだった。ファミリーと過ごす時間・交わす会話はとても貴重だったのに。。ただ言葉はあまり分からなくても、彼らがすごく気さくで、優しく、愛情に満ちている家庭だということはすぐにわかった。

その夜はよく眠れた。長旅で疲れていたこともあるが、彼らに会って安心したことも大きかったと思う。私はすごくラッキーだったのかもしれない。

(以下に続く)

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