空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

グーグルのお話(マーケティング①)

今週さっそくマーケティングのクラスにおいてプレゼンを担当することとなった。最近のニュースからマーケティング的に興味深いものを選び、その分析結果をパートナーと約15分で説明するものである。

今学期を通じて私がこのクラスでパートナーを組むのがインド人女性のLさんであり、彼女はMBAの学生ではなく、同じClaremont CollegesのKeck Graduate InstituteでBioscienceを学ぶ2年生である。このように専門分野もゴールも全く異なる人と一緒にチームを組めるのも、クレアモントカレッジズに属するドラッカースクールならではだなと思う。 彼女と学期半ばに担当する異なったケースプレゼンは彼女の得意分野であるバイオ関連企業(血液販売?企業)のケースとなったため、今回のNewsプレゼンは私の得意分野でやろうと合意した。そして二人で選んだのがこれ。

Google Seeks Patent For Digital Billboard Ads

グーグルは一般消費者から見れば検索エンジン提供企業だが、その収益$6Bの99%はオンライン広告から成り立っており(2005年)、一般企業から見ればWeb上の広告スペースを売る広告代理店だ。そして最近の話題は、彼らがリアル世界の広告も取り扱うようになってくるという話なのだ。

最近のグーグルは、この記事にあるデジタル屋外広告板関連の特許申請や、昨年1月のラジオ広告代理店買収、昨年末の新聞紙面広告のテスト販売開始といったリアル広告展開への話で溢れている。 プレゼンでは昨秋のYouTube買収の話も織り交ぜつつ、結局グーグルは、彼らのターゲット広告技術(ニッチ同士のマッチング技術と言ったほうが良かったかも)をベースに、ネット、リアルの世界を問わず、巨大な広告代理店になろうとしているのだ、という戦略概要を説明した。

私はこの話を気分良く話したかっただけなのだが(笑)、課題であった「そのニュースがマーケティング的に何を意味するか」という問いにも答える必要があり、教科書を読み漁って無理矢理探し出したのがBrand Extensionであった。

次回に続く・・・

#写真は、FORTUNEが選ぶBEST COMPANY TO WORK FORの記事。Googleはなんと堂々の一位です。。恐ろしい。D通さんH報堂さん、マーケットシェアのほとんどを奪われないようお気をつけて・・・

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