空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

ハイテク・マーケティング 〜イノベーション・マネジメント〜

 今週は4日間の集中講座・ハイテクマーケティングのみに取り組んだ一週間だった。一日5時間半の授業に加えて、グループ課題やプレゼンなども盛り込まれ、日々睡眠時間が減っていく毎日だったが💧、ハイテク企業において(広義の)マーケティングをどう実践すべきかを学べた非常に有意義な時間だったように思う。

教授Jakkiはモンタナ大学でMontana Professor of the Yearを3年連続受賞するだけあって、とてもオーガナイズされた(そして留学生にも気を配った)素晴らしい授業であった。 学んだことを全部書くと日が暮れるので、ちょっとだけ。。

  • 考え方の根底にあるのは、ハイテク企業は、市場、技術、競合状況が持つ不確実性を理解してマーケティング戦略を立てる必要があるということ。そして持続的イノベーションと破壊的イノベーションの存在を意識して両方をマネジメントする必要があるということ

当たり前のように聞こえるが、上記をマーケティング戦略・戦術にブレークダウンすると、意外に見過ごしている部分が多いことに気づく。

例えば、

  • 市場予測をもとに、時間とお金をかけて製品開発をしていないだろうか。  
    ハイテク企業では、GoogleLabのように、
    短期で市場に出して反応を見ていく探索型マーケティングの構築が不可欠。(うちの会社は某ラボを開始したので一応は合格👏
  • 全くの新市場を開拓するのにアンケート調査などをしていないだろうか。 
    顧客も知らないことは
    「聞く」よりも「見る」。該当サービスを使用してもらい行動を見る必要がある。
  • テクノロジーライフサイクルと顧客ニーズの交点を意識して技術開発をしているだろうか。
    デジカメの画素数争いは400万画素くらいで終了。顧客は次の新たな価値基準に照らしてデジカメを選んでいる。
  • 製品ライフサイクルに応じたパートナーシップを構築しているだろうか。
    例えば、導入期にはデファクトを狙う技術パートナー、ライセンシングパートナーを、成長期には市場拡大のための  マーケティングパートナーを、成熟期にはコスト削減のためのアウトソーシングパートナーを探す必要がある。
  • アーリーアダプターを取り込んだ後に存在する溝「キャズム」に陥っていないだろうか。  
    本当の収益を生むメインストリーム市場に進むためにはターゲットとするマーケット・セグメントが求めるホールプロダクトを提供することが鍵となる。
    ※ホールプロダクト:コアプロダクトと、購入の必然性に応えるために、コアプロダクトのほかに必要とされるもの(キャズムP187)

ダメだ、たぶん学んだことの1%も書いてないけど、きりが無いのでこの辺で・・・。

とにもかくにも本テキストと副読本(として勝手に読んだ)「イノベーションのジレンマ」「キャズム」はハイテク企業人 には必読!👍 読んでない方は以下どうぞ!

って読んでなかった私が偉そうに言える権利は全く無いのだが・・・💧 

skygo.hatenablog.com

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