ローコスト戦略とコスト構造分析
毎週水曜に聴講している戦略クラスで、今週は、米国速達便業界(express mail industry)でFedEx、UPSに次ぎ3位のAirborne Expressのケースを用いてローコスト戦略を分析・議論した。クラスではチームに分かれFedExのコスト構造分析からAirborneのコスト構造を推測し、比較するというもので、ゲーム感覚で楽しめ非常に面白かった。
得た知見としては
- コスト構造比較の重要性 ・自社のコスト構造を他社のそれと比較し、それぞれのコストドライバー(コストの決定要因)を検証することで、どちらがなぜどの程度ローコストを実現できているのかを把握することができる。
- その際、ここでも先週同様バリューチェーン分析がコストドライバーを発見・分析するのに非常に有用である
- 一方で他社のコスト構造は見えにくく、正確に推測することは非常に難しい、という現実がある - ローコストだけでは勝てない ローコストを実現しても、その製品やサービスに対する顧客のWTP(Willingness to pay:喜んで支払ってくれる価格帯)が低いと、マージンの低いビジネスとなる可能性があり、競合上優位に立てない という感じ✈️