空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

空を行こう 〜 ミュンヘン駐在編 〜

海外生活2カ国6年目。いろんな国を訪問し、いろんな経験をして、いろんな人と出会いたい。そんな想いを募らせるうち、いつの間にかここに至りました。本ブログでは、米MBA留学及びその後の海外経験を中心に記載しています。

神戸大現役生とジャズを聴きに

私は学生に会うのが好きだ。彼らの目は夢や希望に満ち溢れ輝いている・・・なんて。

私は会社在籍中、リクルーターとして京都の母校を訪問し現役学生に会ったり、うちの会社を訪問してくれた学生に業務内容や社会人生活などについて話をしたりし、学生に会う機会が年に一度くらいはあった。その時間は彼らの夢や希望を聞きとても楽しく過ごせる。時には「夢は何ですか」という質問を受け、自分の夢を一生懸命説明したりもしたっけ。彼らと話をするたび「そうそう、人間そうでなくっちゃ」といつも思うのである。

会社の研修などで数年ぶりに同期に会い、愕然としたことがある。毎日の業務の多忙さからか、大企業ゆえの歯車感からか、彼らの半分くらいが疲弊し、飽き、やらされ感を持ち、仕事の愚痴を言っていた。入社当時は飲みながらみんなで夢を語っていたのに、その日は少し冷めた目で「変わってないね」と言われたりもした。

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今日、神戸大学のK教授(と言っても全然若いのだが)とそのゼミの4回生(関西では4年生のことを4回生と言う)とパサディナという町までジャズを聴きに行ってきた。K教授は研究のためにクレアモント大学院に1年間来られていて、ゼミ生は夏休みを利用して先生のところに遊びに来たという。 学生は皆4回生で就職先が決まっていたり、大学院への進学を決めていたり、と春からの新しい道に期待を膨らましている感があった。長時間のフライト&時差ボケのせいでまぶたは少し重そうだったが(笑)、彼らの目は輝いていて、話からは夢を感じとれた。勝手ながら、彼らには今の気持ちをずっと忘れないでこの先も頑張ってもらえたらな、と思う。

ジャズを演奏している2人の目もすごく輝いていた。本当に楽しそうに演奏し、聴き手に話しかけ、ジャズをよく分からない私でも目からも耳からも楽しむことができた。人に楽しんでもらいたい、そんな彼らの思いが伝わってきた。

全ての人が仕事を選べるわけではないけれど、だからこそ、仕事を選べた幸運な人は選んだ理由やその時の思いを胸に仕事を楽しまないと、と思ってしまう。仕事は自己実現の場。私の中では今でもそうなんだけどな。目は輝いていないかもしれないけどさ・・・(苦笑)

p.s. 渡米してから初めて、携帯で写真を撮っている女の子を見た。やはりたまにはパサディナみたいなおしゃれな街やL.A.ダウンタウンに行かないと、アメリカの現状の多くを見逃してしまいそうだ。